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お歳暮で贈られる「嫁ブリ」とは?

お歳暮で贈られる「嫁ブリ」とは?

お歳暮の時期になると「嫁ブリ」という言葉を目にしたり、耳にしたりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は「嫁ブリ」とはどのようなものなのかご紹介いたします。

嫁ブリとは

嫁ブリとは、結婚した年の年末に嫁側の実家に婿側の実家からブリを丸々一本贈る風習です。「いいお嫁さんをいただきました。ありがとうございます。」という感謝の気持ちを込めて贈られるものとされ、良い嫁振りであることと年取り魚としてお正月に食べられる寒ブリの語呂合わせでお歳暮に「嫁ブリ」としてブリが贈られるようになったといわれています。

地域

嫁ぶりの風習がある地域は福岡県をはじめとする九州北部や、山陰地方です。他にも熊本県や大分県、山口県や岡山県でも嫁ブリの風習があるとされています。九州の嫁ブリは、もともと九州北部の漁村にあった風習で、それが博多商人の手によって広範囲に伝わったようです。山陰地方では、嫁側の実家からお返しとして、古くからの縁起物であるスルメを贈る風習があります。他にも、北陸地方では、嫁側の実家から婿側の実家にお歳暮としてブリを贈り、婿側の実家はその半身を三枚に卸して送り返すという風習があるそうです。

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※コラムの内容については、地域性や諸説ございます。
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