従来、お歳暮は直接相手の自宅に持って行くのがマナーでしたが、現在では配送が一般的です。感謝の気持ちとともにお歳暮を贈る際、添え状の同封が不可欠です。
今回は添え状の書き方や送り状との違いを解説いたします。書き方のマナーを守って、喜ばれる挨拶状を送りましょう。
添え状は、お歳暮を贈るときに品物に同封する挨拶状のことを指します。相手の顔が見えない分、手紙で感謝の気持ちを表します。添え状はお店によってはお歳暮に同封できない場合があるため、確認が必要です。
友人や家族など親しい間柄の相手に贈る際に添えるものなので、正式な書き方にする必要はなく、2〜3行で自分の素直な気持ちを一筆箋やメッセージカードに綴りましょう。
【文例】「今年も大変お世話になりました。○○(品物)で素敵な年越しをお迎えください。」
送り状とは、会社が取引先などフォーマルな相手にお歳暮を贈る際、事前に送る挨拶状のことです。ハガキなどではなく封書で送るのがマナーで、正式な文章が求められます。季節の挨拶と一年間の感謝の言葉を述べ、お歳暮の到着日時や品物について記入し、文末は先方の発展と健康を祈る結びの挨拶で締めくくります。