クリスマスがイエス・キリストの誕生日というのは有名です。遡ること約2000年前、ベツレヘムの馬小屋でイエス・キリストが生まれた誕生日を祝う「キリストの降誕祭」がクリスマスの始まりです。実際は、イエス・キリストの誕生日の正確な記録は残っていないのですが、12月25日に祝われる風習が続き、4世紀に12月25日がキリストの降誕祭として正式に確立したそうです。
また、ローマでは古くから太陽を信仰しており、ローマ皇帝アウレリアヌスが12月25日を太陽神の誕生日と定めました。イエス・キリストは正義の太陽と呼ばれていたこともあり、カトリックの教会ではローマの太陽神の誕生日である12月25日をイエス・キリストが誕生した日として祝うと定めたそうです。
日本では、明治20年頃からクリスマスカードをはじめとしたクリスマス用品が輸入され始め、徐々に一般家庭に広まっていきました。明治35年頃には今のクリスマスと同様に、贈り物をするなど行事として定着していたといいます。
クリスマスプレゼントの相場は、贈る相手や年齢層によっても変わってきます。そのため、まず世代を問わずに男女別の平均額を調べてみました。男性の場合は18,000円程度、女性の場合は16,000円程度と、若干男性の方が高いですが、ほぼ変わらない相場となっています。反対に、相手からもらうプレゼントの期待額は、男性が16,000円程度、女性が19,000円程度となっており、男女でもらえるプレゼントの期待値に差がある事がわかります。
社会人だけの相場だと、15,000円から50,000円あたりの価格帯が選ばれることが多く、最もプレゼントにお金をかけるのは、独身の多い20代となっています。20代がプレゼントの平均金額を押し上げている事を考えると、社会人のプレゼントの相場は10,000円〜20,000円程度が一般的と考えるのが妥当でしょう。
大学生同士でプレゼントを贈る場合は、平均7,000円から12,000円あたりが相場と言われています。高校生以下となるともう少し下がりますが、クリスマスは1年の中でも最も気合を入れてプレゼントを選ぶという方が多いようです。
プレゼントを選ぶ際は、お互いに同じくらいの相場の品を選ぶのが無難です。あまり高価なものを贈ってしまうと、相手がお返しに困ってしまいます。お互いのライフスタイルや収入に合わせて予算を考えましょう。10,000円程度であれば、プレゼントを選ぶ選択肢の幅も相当広がります。インターネットの通販などでは、質の良いクリスマスギフトをお得に手に入れることもできるので、ギフトにかける値段を節約して、ディナーなどと合わせるプランを選ぶのもおすすめです。
クリスマスプレゼントの選び方で一番大切なのは、相手に合わせた品物を選ぶことです。とはいえ、クリスマスプレゼントにはサプライズをしたいという方も多いので、相手に欲しいものを聞くのも難しいものです。クリスマスプレゼントで人気の高い定番のアイテムといえば、女性ならアクセサリーやバッグ、男性なら時計や革小物など、ビジネスシーンで活躍できるものです。
女性向けのクリスマスプレゼントでは、アクセサリーはやはり外せません。恋人同士ならペアリングが喜ばれますが、ネックレスやピアスなど、アクセサリーのプレゼントはなんでも喜ばれる人気のクリスマスプレゼントです。女性の場合、アクセサリーはいくつあっても嬉しいものなので、毎年の思い出にプレゼントするというのも素敵です。
男性には、普段も身に付けられるビジネス向けのアイテムがプレゼントとして人気です。職場で使えるものは、実用的で喜ばれる可能性が高く、ハンカチや靴下といった手ごろな値段から選べるので便利です。
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