米寿のお祝いと言うのを知っていますか?日本には年齢によってさまざまなお祝ごとがあります。60歳の還暦は有名ですが、それ以降にも年齢の区切りごとに沢山お祝があり古希・喜寿・傘寿・半寿と細かく分かれています。米寿は81歳の半寿の次に来る88歳をお祝いするものです。名前になぜ米と言う字が使われているかと言うと、米と言う字はバラバラにすると八十八の文字として表す事ができるので付けられたのですね。他の年齢と同じく長寿をお祝するものなのです。還暦は赤いちゃんちゃんこなど赤にちなんだ物をプレゼントしたりしますが、米寿は金色や金茶色のものでお祝いするのが一般的です。ちゃんちゃんこや座布団、帽子などを金色や金茶色で揃えるとなんだか豪華に見えますね。せっかくの長生きのお祝いですから、それくらい揃えて盛り上がるのもオススメです。家族や親せきに88歳のおじいちゃんおばあちゃんがいたらぜひみんなでお祝してあげましょう。
88歳の数え年を迎え、親族や仲の良い友人、お世話になった人を迎え食事会や祝宴などをしようと考えられている方は多いでしょう。その際、お祝いを頂くことも多いのではないでしょうか。その場合内祝いは必要なのかと心配になっている方もいらっしゃると思います。米寿のお祝いはお食事など、祝宴で頂くことが多いので、お祝いをもらってもきっちり半返しと考える必要はありません。祝宴やお食事会の場合は、お食事やお酒がお返しということになります。ですが、長寿にあやかりたい、参加者の方の気持ちもあると思われますので、引き出物を用意するとよいでしょう。この引き出物は先述の通り、半返しの必要はなく皆さんに一律のものをお渡しすることをおすすめします。「寿」の入ったどら焼きや紅白まんじゅう等の縁起のよいお菓子やお赤飯などをお渡しすると嬉しい気持ちになっていただけるはずです。また、「米寿」の文字にちなみ「お米」をお送りすると粋で素敵ですよ。祝宴やお食事会ではなく、郵送で頂いた贈り物には、食器やカタログギフトなどの記念品を贈ることがおすすめです。この場合の金額は大体半返し(半額)でのお返しをしましょう。手渡しでのお渡し、郵送のお渡しどちらであっても熨斗をつけましょう。その際は、金銀花結び、または紅白を用います。表書きは、「内祝い」「寿」が最適です。せっかくの米寿のお祝いの内祝いなので「米寿内祝」にするのもおすすめです。祝宴以外で頂いた時のお返しの時期のマナーは、他の内祝いと同じで1ヶ月以内に贈りましょう。せっかくですから一筆添えて贈るとよいでしょう。
米寿祝いのギフトの選び方も、様々ありますが、やはり一番はおじいちゃん・おばあちゃんが喜んでくれる事が大切です。離れて暮らしている人は、サプライズで、突然お祝いをしに行ってみるのも良いですね。家が遠ければ遠いほどサプライズ感があります。きっと、かなりビックリするでしょう。88歳でも、足腰が丈夫な人ならば、一緒に旅行をするのもオススメです。年を取ると、億劫になったり、身体が痛かったりと、中々、旅行とは縁遠いものになってしまいがちです。そんな時はのんびり、ゆったり出来る温泉旅行等をプレゼントするのはいかがですか。旅行先の選び方は、無理の無い範囲にする事。長期の旅行は疲れる為、1日〜3日間くらいの小旅行程度が良いでしょう。楽しい旅行で、疲れてしまっては元も子もありません。他には、家のリフォームをプレゼントしたり、何か役に立つことをするのも喜んでくれるでしょう。忘れてしまいがちな年祝ですが、きちんと覚えておく事が何よりのギフトになります。
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