日本人は古くからの風習を大切にする文化があります。島国であるがゆえに、民族意識も強く人と人との繋がりを大切にしながらお互いに助け合ってきた歴史があります。家長性が長く続いていた日本においては、年長者や高齢者を大切に重んじてきました。今の家族や自分たちがいるのは祖先から代々の人々が血縁を繋ぎながら家を守り子孫につないできた歴史があるからと感謝の気持ちと敬う気持ちを忘れないできているのです。その表れの一つが敬老の日として表れています。 敬老の日とは、1966年に定められた国民の祝日の一つです。長年にわたって日本のため、家族や社会のために尽力を尽くし貢献してきた高齢者に対して尊敬の念を示す日でもあります。また、長寿に生きてきたことを祝う意味や日本を担ってきたことへの感謝の意味ももっています。敬老の日は1996年から9月15日に制定されていましたが、2003年からは9月の第3月曜日に変更されました。
自分の子どもも産まれ親のありがたみがわかってきた方で、敬老の日に両親にプレゼントを贈りたいという人は多いのではないでしょうか。どんな商品が喜ぶかと考えるだけでも、楽しい気分になりますよね。普段は厳しいお姑さんが喜ぶものはなんだろうと考えているお嫁さんもいるかと思います。しかし、敬老の日は貰って嬉しい人と嬉しくない人がいるそうです。本音ではまだ年寄り扱いされたくないという人も中には多いようです。今あなたがプレゼントを選んでいるお姑さんも本音では嬉しくないと思っているかもしれません。そうなるととても悲しいです。でも、どんな方でもプレゼントを貰って嬉しい相手がいます。それは、目に入れても痛くない孫です。産まれた時から見て、おじいちゃんおばあちゃんと自分を慕ってくれる孫が自分のために一生懸命考えたプレゼントは、どんなものであっても無条件に嬉しいみたいですよ。子どもがいない方やまだ子どもが小さい方は、敬老の日でなく父の日や花の日、誕生日に敬老の日の分まで贈り物をするとよいかもしれません。そもそも敬老の日で祝われるのは何歳からなのでしょうか。一番有効な説として、65歳以上の方のことを指すのではないかと言われています。成人と違い明確な定めがないのは老人です。しかし、周りを見渡してみると60歳でも80歳でも元気な方は元気です。なので、この歳になったから渡さなきゃいけないということはありません。プレゼントを渡すというより、いつもお世話になっている気持ちを込めて、美味しいお食事などを一緒に囲んで元気な姿を見せることがなによりも喜ばれるかもしれません。
おじいちゃんやおばあちゃんに対して日頃の感謝を伝える敬老の日。ただ、家族の中でも年が離れすぎて、この敬老の日のギフトの選び方に困った方が多いのではないでしょうか。敬老の日のギフトについて実際に対象となる65歳以上の男女の方、400名に調査を実施した所、実際に欲しがっているプレゼントが何か明確に把握することができました。まず、第三位。おじいちゃんは、商品券やビール券などの金券、おばあちゃんは、洋服や装飾品でした。男性は年をとるとあまり欲しいものがなくなるとよく聞きますが、これは何か欲しいものができた際に好きなものを買いたいという現れでしょうか。それに対し、やはり年はとっても女性は洋服や装飾品。やはりいつまでも綺麗にいたい。身なりには気を使っていたいという女性らしいギフトという結果となりました。あくまでご紹介した準員は調査の結果です。こちらは参考程度として、やはり1番はギフトを受け取る方が喜んでくれるかどうかではないでしょうか。
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