お歳暮・冬ギフト選びに迷ったら、多くの方に選ばれている商品やアンケート結果を参考に、贈る相手のご事情やお好みに合わせて選ぶことも大切です。ランキングや人気商品は一つの目安としてご活用いただき、相手のライフスタイルやご希望に配慮してお選びください。郵便局のネットショップでは、人気の品物やトレンドもご紹介していますが、贈る際は相手のご事情やご希望を尊重して選ぶことをおすすめします。
郵便局のネットショップが行った調査では、価格帯ごとに特徴が見られ、過半数に支持される価格帯もありました。
予算の傾向を知ることで、ご自身に合った予算感をつかめるでしょう。

アンケート調査では、3,000円〜4,000円未満の価格帯を選ぶ方が多い傾向が見られましたが、贈る相手やご自身のご事情に合わせて、無理のない範囲でお選びいただくことが大切です。価格帯の傾向は一つの目安としてご参照ください。
お歳暮は、お世話になった方や親しい間柄に、感謝の気持ちを込めて贈るものです。
実際に多くの方は誰に贈っているのでしょうか。

アンケート結果を見ると、贈り先の中心はビジネス関係よりも身近な存在が多くを占めました。最も多かったのは「親戚」(24.6%)、次いで「恩師・お世話になった人」(15.5%)、「友人・知人」(15.3%)。日頃から親しくしている相手が上位を占めており、お歳暮が形式的な贈答ではなく、感謝を伝える温かな習慣として根付いていることがうかがえます。
気持ちを届けたい相手を思い浮かべながら、贈る相手別の人気ランキングをご覧ください。
アンケート結果や人気の傾向も参考になりますが、贈る相手のご事情やご希望に合わせて選ぶことが大切です。ランキングやジャンルは一つの目安としてご覧いただき、ご自身や相手の価値観を大切にしてください。
贈り物を選ぶとき、はじめての方は『何を選べばいいのか?』と迷いがちですし、毎年贈っている方でも『そろそろマンネリになっていないかな?』と悩むことがあるでしょう。そんなときに参考になるのが、実際に多くの方が選んだ品物の傾向です。
郵便局のネットショップでは、実際にお歳暮をご購入いただいたお客様を対象に、どのジャンルから品物を選ばれたのかアンケートを実施しました。迷ったときは、まず人気のジャンルからチェックしてみるのもおすすめです

その結果、最も多く選ばれたのは「和菓子・洋菓子」(19.5%)。お菓子は好き嫌いされる方も少なく、季節を問わず楽しめるので、幅広い年代に親しまれる贈り物として人気でした。
続いて「お肉・ハム」(17.7%)、「果物・野菜・農産物」(16.1%)といった、ご家庭の食卓に直結する食品群が上位に並びました。日々の暮らしに役立つもの、家族みんなで楽しめるものが選ばれていることがうかがえます。
お歳暮とは、お世話になった人に一年間の感謝を込めて贈り物を渡す風習です。ここではまず、お歳暮の由来やお中元との違いといった基礎知識を紹介します。
お歳暮は、中国の旧暦と、年末からお正月にご先祖様の霊をお迎えする風習「御霊祭」が結びついて生まれたものだと言われています。御霊祭は室町時代ごろに始まった風習です。本家のご先祖様を祀るためにお神酒が供えられ、分家やよその家に嫁いだ人がおつまみとして塩鮭やするめ、数の子などを持っていくのがならわしでした。
さらに江戸時代になると、年末に武士や商人が目上の人やお得意様に贈り物をする風習が根付いていきました。そして明治時代以降、お世話になった人への贈り物をする行事として一般に広まっていったとされています(※所説あります)。
お中元もお歳暮と同じく、中国の旧暦がルーツと言われているという風習です。贈り物に込められた「お世話になった人に感謝を伝える」という意味も共通しています。お歳暮とお中元の違いを挙げるとすると、贈る時期と、感謝を伝える期間です。年末に贈るお歳暮は1年間の感謝を、夏に贈るお中元は上半期の感謝を伝える意味が込められています。そのため、お歳暮のほうがより重視される傾向にあります。
関連記事:お歳暮の意味と由来お中元との違いは?

お歳暮は12月上旬~12月20日頃に贈るのが一般的で、地域によって違いがあります。
| 地域 | 贈る時期 |
|---|---|
| 関東 | 12月1日〜12月20日 (11月中に贈るのも良い) |
| 北海道 | 12月10日頃〜20日頃 |
| 東北 | |
| 北陸 | |
| 東海 | |
| 関西 | |
| 中国 | |
| 九州 | |
| 沖縄 | 12月初旬〜12月25日頃 |
年末に迫るほど仕事納めや大掃除などで多忙になるため、早めに届けるのが良いとされています。
関連記事:お歳暮はいつまでに贈る?11月の贈答はOK?時期が遅れた場合は?
例年、百貨店の催事場でのお歳暮の受付は11月初旬〜中旬からはじまります。相手に余裕をもって届けられるように10月中に準備をはじめて、11月に品物を選ぶのがおすすめです。また、ビジネスシーンでのお歳暮は、年末の忙しい時期を避けるために11月末から発送するケースもあります。11月中の注文を対象とした早割を実施しているネットショップもありますので、費用面からも早めに注文しておくのが安心でしょう。
お歳暮は日頃のお礼を伝える風習ですので、「品物選びにこだわって相手に喜んでもらいたい」と考える方も多いのではないでしょうか。ここでは、4つの観点からお歳暮の選び方を紹介します。
お歳暮の単価は、3,000〜5,000円程度を目安に選ばれる方が多いですが、相手との関係性やご事情に応じてご判断ください。
<参考>
お歳暮のアンケート調査(7) / ネットリサーチのマイボイスコム
関連記事:お歳暮の相場はいくら?送り先別の目安となる金額や基本マナー
お歳暮の品物は、お菓子やハム、ビールをはじめとする食べ物が人気です。家族や友人・知人など、食の好みや家族構成をよく知っている人に向けて送る場合は、相手にあった品物を選ぶことで喜んでもらえるでしょう。
食べ物を選ぶときは、相手にアレルギーがないか、料理をするかなども参考になります。日常的に料理をする相手であれば、年末年始に在宅しているか確認したうえで、ブランド肉や新巻鮭、カニなどの調理が必要な品物を贈るのもおすすめです。
また、毎年お歳暮を贈っているうちに「去年はお菓子だったから、今年は変えたほうがいいのかな」と気になることもあるでしょう。お歳暮では毎年同じものを贈る方も多くいらっしゃいますが、相手のご事情やお好みに応じてご検討いただくとより喜ばれるでしょう。
相手の好みが分からない場合は、普段の会話からさりげなく聞いておくと配慮のある品物を贈れます。また、相手が好きな品物を注文できるカタログギフトという選択肢もあるので、検討してみてください。
1~2人暮らしの家庭や、法人へのお歳暮には、常温で長期間保管できて、個包装の品物を選ぶのがおすすめです。焼き菓子やジュース、コーヒーなどは好きなタイミングで楽しめるので、受け取ったあとも相手の負担になりにくいでしょう。
また、個人向けのお歳暮であれば、食べ物以外にもバスグッズやタオルといった日用品も人気です。洗剤や石鹸などの詰め合わせギフトも、お歳暮用の品として販売されています。少し特別感のある日用品を選んで贈ると、きっと相手を問わず喜んでもらえるでしょう。
伝統的なマナーでは、お歳暮に贈ると、失礼な意味に受け取られる可能性のある品物がいくつかあります。たとえば靴下は「相手を踏みつける」、肌着は「みすぼらしい格好をしている」、現金・金券は「相手がお金に困っている」といった意味として解釈されます。また、「縁を切る」という意味もあるはさみのように、縁起が悪い意味のある品物も贈り物には向きません。
伝統的なマナーでは、避けた方がよいとされる品物もありますが、近年は価値観も多様化しているため、相手の価値観やご事情に合わせて柔軟に選ぶことも大切です。

伝統的な風習であるお歳暮には、さまざまなしきたりがあると言われています。ここでは、お歳暮にまつわるマナーを5つ紹介します。
お歳暮もお中元も、一度贈った相手に毎年贈る方も多いですが、ご自身や相手のご事情に応じてご判断ください。ただし、お歳暮とお中元ではお歳暮のほうがより重視される傾向にあるため、お中元はせずお歳暮だけ毎年贈るケースもあります。もし、毎年贈るのが難しいものの贈り物をしたい場合には、お歳暮ではなく「御礼」や「寒中見舞い」として贈るといいでしょう。
関連記事:お歳暮を贈るときのマナーとは
「送り状」とは、お歳暮を配送することを相手へ伝える挨拶状です。配送でお歳暮を届ける場合は、可能であれば事前に送り状を手配されるとよいでしょう。前もって知らせることで、相手に品物を受け取る準備をしてもらうことができます。
送り状の形式は、手書き・縦書きの手紙形式が一般的です。文面では、日頃の感謝やお歳暮の品物について記載します。送り状が間に合わない場合、添え状として同封しても構いません。
なお、手渡しする場合は送り状も添え状も不要です。事前に相手の都合をうかがい日程を調整し、お歳暮を渡しながら年の瀬の挨拶と一年間の感謝を伝えましょう。
お歳暮の品物は熨斗(のし)をつけるのがマナーで、百貨店やネットショップでは熨斗を簡略化した「熨斗紙」が使われるのが一般的です。
熨斗紙には、表書きと名前を入れるのがマナーです。水引の上部に「お歳暮」または「御歳暮」、水引の下部には自身の名前や会社名を記載します。手渡しの場合は包装紙の外に熨斗紙をつける「外熨斗」、配送の場合はギフトの箱などに直接つけ、その上から包装する「内熨斗」が採用されます。
関連記事:お歳暮の熨斗(のし)の書き方や付け方、知っておきたい基本
お歳暮は祝い事ではなく感謝を伝える贈り物なので、喪中の場合でも問題なく贈れます。喪中の相手に贈る場合は、送り状での祝いの言葉や、紅白の水引を使ったりするのを避けるなどの配慮をすることで、相手への心遣いを伝えられます。
しかし、身内が亡くなった直後は葬儀や手続きなどで多忙になるので、四十九日が開けるまで待つのがマナーだとされています。万が一お歳暮を贈りたい相手が亡くなった場合は、親族につらい思いをさせてしまうので控えるようにしましょう。
関連記事:喪中でもお歳暮は贈る?期間、品物選びの正しいマナー
お歳暮を受け取った後は、感謝の気持ちを電話やメール、お礼状などで伝える方が多いです。ご自身や相手との関係性に合わせて、無理のない方法でお伝えください。家族や友人などであれば電話・メールで済ませても構いません。しかし、目上の方や年上の方であれば、手書きのお手紙を贈るとより丁寧に気持ちを伝えられるでしょう。
どうしてもお返しの品物を贈りたい場合は、半額~同額ほどの品物を、年が明けてから「御年賀」や「寒中見舞い」として送るのが一般的です。
関連記事:お歳暮のお返しはどうすればいいの? お礼状や返礼品のマナーを解説

郵便局のネットショップにおけるお歳暮では、ジュースなどドリンク類を選ぶ方が多く、またハムや洋菓子なども根強い人気があります。しかし、もらって嬉しい品物は人によって異なるため、さりげなく確認してギフト選びの参考にすると良いでしょう。
お歳暮は、目上の方だけでなく、ご家族やご友人など、身近な方に贈るケースも増えています。他にも、上司、習い事の先生、仲人などが挙げられます。法人の場合は、取引先やお得意様などに贈るケースが多いようです。
お歳暮を送るのは義務ではないため、ここで挙げた相手に贈らなければいけないわけではありません。とくに上司や同僚など社内でのお歳暮の受け渡しは、会社によっては禁止されているケースもあります。意図せず社内規定に触れてしまうことがないよう、同僚に確認してみると良いでしょう。
お歳暮の予算は、贈る相手との関係性によって変動します。アンケート調査では、3,000円〜4,000円未満の価格帯を選ぶ方が多い傾向が見られましたが、贈る相手やご自身のご事情に合わせて、無理のない範囲でお選びいただくことが大切です。価格帯の傾向は一つの目安としてご参照ください。
お歳暮にはさまざまなマナーがありますが、贈るうえで大切にしてほしいのは「日頃からお世話になっている相手にお礼をしたい」という気持ちです。相手に気を遣わせない範囲の予算で、喜んでもらえる品物を選びましょう。
「毎年贈っているから飽きられていないか心配」「どんなギフトが喜んでもらえるのか分からない」という方は、豊富な商品ラインナップから選べる「郵便局のネットショップ」がおすすめです。バイヤー厳選の商品を紹介しているほか、贈る相手別におすすめのギフトも紹介しています。ご希望にあわせてご活用いただければ幸いです。
※コラムの内容については、地域性や諸説ございます。
日本郵便株式会社として記載内容のみを推奨しているものではございません。