カレーのちょっと豆知識
カレーライスを
初めて食べた日本人は誰?

初めてカレーライスを食べた日本人とされているのは、日本初の理学博士となった山川健次郎(福島県出身)です。明治4(1871)年、山川健次郎が渡米する船内で食べたことのない洋食に困り、どうしても食べる気がおきないなか、最初に食べてみる気になったのが「ライスカレー」であったという記録があります。(実際には見慣れないルーは食べる気になれず、米飯のみを杏子の砂糖漬けを副菜に食べたとあります。)
1871年は、ちょうど郵政創業の年でもあります!
鳥取県は
「華麗なるカレー県」
鳥取県鳥取市はカレールウの購入金額全国2位*。
共働きの割合が高いことから、一皿でバランス良く主食、主菜、副菜が一度にとれ、また、自宅でとれた野菜や果物など収穫される身近な食材を使ったアレンジがお手軽にできるカレーが好まれたのではないかと言われています。
もう一つの要因として、鳥取県の特産のひとつにカレーのお供の代表「砂丘らっきょう」があり、「らっきょうを食べるためにカレーを食す県」とも言われています。最近では、カレー専用米として「とっとり香り米『プリンセスかおり』」まで作ってしまった鳥取県。
華麗なるカレー県として全国1位の返り咲きを目指しています。
*総務省統計局の家計調査(二人以上の世帯)品目都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2021年(令和3年)~2023年(令和5年)平均)
続きはこちらカレーに欠かせない「福神漬」。
いつから?

カレーのお供といえば、福神漬。自然と連想できるこの組み合わせはいつから始まったのでしょうか?
謎に迫る、とあるエピソードをご紹介します!
福神漬が初めてカレーに添えられたのは1902年(明治35)年頃、外国航路の客船の食堂だとか(諸説あり)。この頃、カレーにはインドや東南アジアで添えられていた「チャツネ」が付け合わせとして添えられていましたが、それを切らせていたそうです。そこで、料理人がチャツネの代わりに福神漬を使ってみたところとても評判がよく、乗船が船旅で出会ったこの組み合わせを自宅に持ち帰り、次第に家庭でも実践されるようになったのです。この過程で、福神漬は日本のカレー文化に欠かせない存在となりました。それが後に広まり、今やカレーの付け合わせの定番となっているのですね。