ホワイトデーのお返しを探している方へ、本記事ではお返しのアイテムに込められた意味をご紹介します。意味を理解していないと相手を傷つけてしまったり勘違いさせてしまったりする恐れがあります。ホワイトデーのお返しを用意する前に、ぜひ目を通してください。
日本では、バレンタインデーのお返しとしてホワイトデーにお菓子などのプレゼントをすることが定番化しています。しかしお返しの贈り物にはひとつずつ意味があることをご存知ですか?「お菓子ならみんな好きだしどれでもいいだろう」と考えていると、相手に勘違いさせてしまう可能性があります。
本記事では、ホワイトデーのお返しとして一般的な12種類の贈り物の意味をご紹介します。本命・パートナー・友達・同僚などへのお返しを探している人は、ぜひ参考にしてください。
ホワイトデーのお返しとして定番になっているプレゼントには、ひとつずつ意味があります。意味を知っておくと、本命の人にさりげなく自分の気持ちを伝えられるでしょう。例えば、「あなたが好きです」などの意味が込められたお返しを渡すことで、アプローチするきっかけが作れます。
美味しいからという理由で選んだお菓子が「嫌い」という意味を含んでいると、本命の人を傷つけてしまう恐れがあります。また、義理チョコのお返しには「友達でいましょう」という意味のお返しをすることで、今までと同じ変わらない関係が保てます。
ホワイトデーのお返しを考えている人は、品物に込められた意味を理解するのがおすすめです。
「マシュマロには「あなたのことが嫌いです」や「その気持ちはお断りします」という意味が込められています。そのため、ホワイトデーにマシュマロをお返しすることは「あなたの気持ちに応えることはない」というニュアンスを含みます。
また、マシュマロは口の中で素早く溶けることから「長続きしない・すぐに忘れたい」という意味も含められるお菓子となりました。そのため、本命・義理チョコへのお返しに関わらず、マシュマロを贈る場合には注意が必要です。
ホワイトデー誕生には諸説ありますが、マシュマロがホワイトデーの定番のお菓子となった歴史は、老舗の和菓子・洋菓子店である石村萬盛堂がきっかけといわれています。
女性がバレンタインデーに男性へチョコレートを渡す文化が浸透してきた頃、石村萬盛堂の当時の社長がとある雑誌の投稿文にて「バレンタインデーのお返しがないのは不公平。せめてマシュマロでいいからお返しが欲しい」という文章を目にしました。
その投稿を目にした社長は、男性から女性へのお返しとして自社にあったマシュマロ商品を贈ることを思いつきます。「バレンタインデーにもらった気持ち(チョコレート)を、私の優しさ(マシュマロ)に包んで返します」というコンセプトを作り、世間に向けてマシュマロデー(のちのホワイトデー)を展開させました。
マシュマロデー(ホワイトデー)が3月14日に設定されたのも、石村萬盛堂と取引先の百貨店の話し合いがきっかけでした。「今年のホワイトデーは何曜日かな?」と気にする必要がなく、バレンタインデーの1ヶ月後という覚えやすい日付が特徴です。
マシュマロデーが7〜8年ほど続いた頃、マシュマロデーを展開していた取引先の百貨店から「マシュマロ以外の品物もバレンタインデーのお返しとして文化にできないか」という相談があり、マシュマロの白色から連想できる「ホワイト」を名称に加えます。以降は、さまざまなお菓子や品物を贈るホワイトデーというイベントへと進化しました。
キャンディーは「あなたのことが好きです」という意味が含まれています。硬くて割れにくく口の中でいつまでも残ることから「ふたりの関係は割れない・長続きする」という気持ちが込められます。
キャンディーは本命の人へのプレゼントとして適しているお菓子です。
チョコレートは「あなたと同じ気持ちです」や「これまでと同じ関係を保ちましょう」という意味が含まれています。バレンタインデーにもらったチョコレートに同じチョコレートをお返しすることから、チョコレートの意味の由来となりました。
そのため、本命の人・義理チョコのお返しに適しています。プレゼントする相手によってホワイト・ミルク・ビターなど味の種類、包装、価格帯で変化をつけるのがおすすめです。
チョコレートギフトはこちら ▶クッキーには「友達でいましょう」という意味が込められています。クッキーのサクサクとした食感が軽さやドライなイメージがあるため、友達にあげるお返しの定番となりました。
そのため、クッキーは義理チョコのお返しとして適しています。本命の人へ渡してしまうと逆効果になる恐れがあるので注意しましょう。
クッキーギフトはこちら ▶キャラメルには「安心する存在」や「あなたと一緒にいると安心します」という意味が込められています。存在感を残しながら溶ける感覚や、口の中で濃厚な甘みと温かさを感じることがキャラメルの意味の由来です。
打ち解けあった仲で一緒にいて安心するような人に対して贈るのが適しています。キャラメルは、本命の人にも義理チョコのお返しとしてもプレゼントできるお菓子です。
マカロンには「あなたは特別な人」という意味が込められたお菓子です。マカロンは作成に時間と手間がかかり高級感があるため、特別な人への贈り物にピッタリのお菓子として認識されています。
マカロンは本命の人だけではなく、妻や両親、恩師、上司、友達など自分にとって特別な人に贈ることができます。
マカロンギフトはこちら ▶マドレーヌは「あなたと仲よくなりたい」という意味が込められています。マドレーヌは貝をモチーフにしたお菓子です。日本では昔から、2枚に重なる貝は縁結びや夫婦円満の象徴の縁起物として扱われてきました。
そのため、貝殻がピッタリと合わさったマドレーヌは円満な関係を表しており、「仲良くなりたい・仲のいい関係を築きたい」という気持ちが込められるのです。
本命の人だけではなく、これからさらに理解を深めて友達になりたい人へのプレゼントとして適しています。
カップケーキには「あなたは特別な人」という意味が込められています。ほかのお菓子よりも高価なものが多いことが意味の由来です。本命の人やパートナーなど特別な人に贈るのが適しています。
最近は凝ったデコレーションを施すなど、見た目がおしゃれなカップケーキも多く存在するので、相手に合わせて選んでみましょう。
グミには「あなたのことが嫌いです」という意味が含まれています。ほかのお菓子と比べて手抜き感や子供っぽさ、安価さが意味の由来とされています。
意味を気にせずに、グミが好きな友達や仲のいい友達へプレゼントするといいでしょう。グミは本命の人へ贈ると逆効果になってしまうので注意してください。
バームクーヘンは「この幸せが長く続きますように」という意味が込められているお菓子です。生地が何層も重なっているため、「幸せが重なる」や「幸せが続きますように」という祈りの気持ちが含まれています。
バームクーヘンが結婚式の引き出物にも採用されるのは、この由来があるからです。そのため、本命の人へのお返しに適しています。
バームクーヘンはプレーンタイプのほか、チョコレートやイチゴ、キャラメル、シュガーコーティングなど味のバリエーションが豊富なので、ぜひチェックしてみてください。
バームクーヘンギフトはこちら ▶ハンカチは「別れ」という意味が込められた品物です。ハンカチを漢字で表すと手巾(てぎれ)になります。「これまで続いてきた関係を終わりにする」という意味を持つ「手切れ」と同じ読み方になるため、ホワイトデーのお返しとしては相応しくありません。
また、ハンカチは涙を拭くものというイメージがあることも、別れを連想させる要因です。本命の人・義理チョコのお返しのどちらにも適していないので注意しましょう。
香水には「あなたと親密な関係になりたい」という意味が含まれています。香水は体臭と混ざり合うため、セクシャルなイメージを連想させるからです。また、フランスでは男性が女性に対して「自分だけのものになって欲しい」という意味の名前がついた香水をプレゼントすることもあります。
そのため、香水は本命の人で関係を進めたい相手に贈るのが適しています。逆に、義理チョコに対して贈ると勘違いされる恐れがあるので注意してください。
ホワイトデーは贈り物の種類によって特定の意味が込められます。意味を理解した上でお返しを選ぶと、本命の人にアプローチするきっかけが作れます。また、義理チョコに対するお返しでも、相手に勘違いさせないお返しができるので、意味を調べてから選ぶことをおすすめします。
本記事で紹介した12種類のプレゼントの意味やニュアンスを把握して、贈る相手に合わせたホワイトデーのお返しを選びましょう。
毎日更新!気になるホワイトデーギフトの人気商品をご紹介。