お手入れのしおり

シクラメン

シクラメン画像
名称
シクラメン
分類
サクラソウ科
説明
原産地はペルシャなど地中海沿岸です。日本に入って来たのは、明治初期ですが、園芸品種が導入されたのは明治30年以降です。現在ギリシャ、トルコ、イスラエルで多く栽培されています。かがり火花、魔力を封じる花、病気を治す花、聖母の心臓、修道女の花、豚の饅頭…全てシクラメンの名前ですが、「シクラメン」の語源はギリシャ語の”丸い”の意味。花茎が回転しながら伸びるからと、株もとの球根部が丸いからという説があります。シクラメンの原種は地中海沿岸に生育している野草ですが、その根は惚れ薬になるともいわれています。
置き場所
太陽が大好きな植物で、日照不足や乾燥が続くと葉の色が黄色くなったり、茎が細くなるなどの影響が出ます。冬の置き場所は、室内の窓辺など、できるだけ太陽光線の当たる場所で、1日の温度変化の差が小さいところが最適です。12℃-20℃程の暖房の余り効いていない部屋、例えば玄関などが適しています。ストーブのそばや暖房機器の温風が直接当たる場所は避けてください。暖房が強いと乾燥し、たくさんあるつぼみが全部枯れてしまうことがあります。また、風のない穏やかな日であれば、正午から午後3時頃までの間、時々日光浴をさせてください。しかしその後、屋内に取り入れることを忘れないように気をつけましょう。春と秋は屋外の日なた、夏は風通しのよい涼しい日陰で管理します。また屋外におく場合は、強い風や雨に当てないのも原則です。
水遣り
シクラメンは、特に花の咲いている期間は、予想以上に水を必要とします。毎日与える必要はありませんが、花茎がやや傾き始めたら、鉢底穴から水が流れ出るくらいたっぷり与えてください。この時、特に注意が必要なことは、水が花茎や葉茎の根元(球根部分)にかからないよう、土の部分に直接水を与えることです。また、受皿にたまった水は捨てましょう。底面給水の場合、底の窓から毎日水を与えてください。但し3〜4日に1日は空の日をつくってあげましょう。または水を与え、なくなったら1日おいて水を与える、の繰り返しで水を与えてください。2週間に1度は上から水を与え、底にたまった水を抜きます。各鉢での水の吸い方が違うので注意しましょう。乾燥がひどいようでしたら、1日数回程度霧吹きで葉に水をスプレーしてやるとよいでしょう。
肥料
花期が長いので開花期の10月から5月頃までは、月に一度置き肥を与えます。液肥の場合には10日に1度与えるようにしましょう。高温の場所に長く置いてある場合には、肥料が早くきれてしまうことがありますので、その場合には、規定倍率よりやや薄めの液肥を月に2〜3回与えてください。

この植物のよくある質問

  • 部屋の中の日の当たる場所で育てていますが、花がひにょ?となってしまいました。水は3日に一度くらいずつあげてます。どうしたら元気になりますか?

    シクラメンは日当たりが何よりも大切です。次に温度です。暑すぎても寒すぎても弱ってしまいます。13-15度ぐらいがよいでしょう。水やりは土の表面が乾いたならば与えるようにします。傷んだ茎や葉は捩じるようにして抜き取っておきます。

  • 室内で育ててます。気を付ける点を教えてください。

    1.日当たり。2.室内温度13-15度。3.花殻摘み、黄葉を取る。4.土の表面が乾いたならば水やり。5.ハイポネックスなどの液肥を10日に一度与える。6.空調に直接当てない。等です。

  • 先日シクラメンもらったのですがだんだん枯れてきて困っています。育て方のアドバイスお願いします。

    シクラメンはサクラソウ科の植物で日光を好みます。水やりは土の表面が乾いたら与え、底面潅水の場合は底に水を溜めておきます。終わった花や黄葉はまめに捻じるようにして抜き取ります。また株元についている枯れた蕾や葉もピンセット等できれいに取り除いておきます。

  • 毎日の育て方、手入れ、など詳しく知りたい。

    ポイントは、1.日当たり。2.室内温度13-15度。3.花殻摘み、黄葉を取る。4.土の表面が乾いたならば水やり。5.ハイポネックスなどの液肥を10日に一度与える。6.空調に直接当てない。等です。

  • 鉢の下から根が出てきてきました。大きい物に植え替えをするべきでしょうか?また植え替えの際に注意する点は?

    花がひととおり咲き終わったならば植え替えをしておきましょう。軽く周りの土を落として新しい培養土で植え替えます。日光を好みますので真夏以外はよく日に当てて土の表面が乾いたならば十分水やりして管理します。肥料は10日に一度ハイポネックスなどの液肥を与えます。

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